靴は私たちの足元を支える重要なアイテムですが、その履き方によって歩きやすさが劇的に変わることをご存知でしょうか?正しい履き方をすることで、靴本来の機能が引き出され、足の骨格や姿勢が整う効果も期待できます。しかし逆に、間違った履き方を続けると、歩きにくいだけでなく、足や膝ひざ、腰に余計な負担をかけてしまうこともあります。本記事では、正しい靴の履き方とその効果について詳しく解説します。
靴には足の骨を整える機能がある
健康・快適・信頼のシューズ【アサヒシューズ】靴は単に足を保護するだけのものではありません。適切な靴を正しく履くことで、足の骨格がサポートされ、体のバランスが整いやすくなります。人間の足には28個の骨があり、その骨の配置が崩れると、姿勢や歩行にも悪影響を及ぼします。
例えば、足の骨が正しく整っていないと、歩行時に体重がうまく分散されず、特定の部分に負担がかかります。その結果、外反母趾や足底筋膜炎、さらには膝や腰の痛みを引き起こすこともあるのです。
このような問題を防ぐためにも、靴を正しく履き、その機能を最大限に活かすことが重要です。
靴の履き方で足を良くも悪くもできる
靴の履き方一つで、歩きやすさや足の健康が大きく変わります。多くの人が無意識に靴を履いているかもしれませんが、実は間違った履き方をしているケースが少なくありません。
例えば、以下のような履き方をしていませんか?
- 靴ひもやベルトを緩く締める
- かかとを潰して履く
- 大きすぎる靴を選んでしまう
これらの履き方は、靴のフィット感が損なわれるだけでなく、歩行時に靴の中で足が動いてしまい、余計な力が必要になります。その結果、足の疲れや痛みが生じることになるのです。
次章では、特に危険な“大きすぎる靴”を緩く履くことの恐ろしさについてお話しします。
大きすぎる靴を緩く履くことの恐ろしさ
大きすぎる靴を選び、緩く履いてしまうと、さまざまな問題が発生します。特に次の3つのリスクは要注意です。
足が前滑りし、指に負担がかかる
大きな靴を履くと、歩行時に足が靴の中で前滑りしてしまいます。その結果、つま先が靴の先端にぶつかり、指に大きな負担がかかります。これが長期間続くと、巻き爪や外反母趾の原因になります。
また、靴のゆとりは、足の骨の歪みを進行させる原因にもなります。足の歪みが進行すると、足の長さや横幅徐々に広がっていきます。昔履いていた靴が履けなくなった方は要注意です!
足の筋力低下
大きな靴では足を固定できず、歩行中に足が靴の中で不安定になります。この不安定さを補うために、余計な力を使って歩くことになるため、足裏の筋肉が疲労しやすく、筋力が低下する恐れがあります。
転倒リスクの増加
足が靴の中で動くことで、歩行が不安定になり、転びやすくなります。特に高齢者にとって転倒は大きな怪我のリスクを伴います。靴をしっかり履くことは、転倒予防にもつながるのです。
これらのリスクを防ぐためには、靴の正しい選び方と履き方を心がけることが大切です。
靴の選び方については、下記のにまとめています。併せてお読みください。
次の章では、靴の機能を最大限に引き出す履き方をご紹介します。
靴の機能を引き出す!正しい靴の履き方
健康・快適・信頼のシューズ【アサヒシューズ】靴の履き方にはポイントがあります。これからご紹介する3つのステップを実践すれば、靴が足にしっかりフィットし、歩きやすさが劇的に変わります。
ステップ1. かかとをトンと合わせる
まずは靴に足を入れたら、かかとを靴の後方にしっかり合わせることが大切です。かかとが浮いていると、靴の中で足が動いてしまい、歩行時の安定感が失われます。また、靴が本来持っているかかとの歪みを整える機能が十分に発揮されず、足の骨の歪みが進行する原因になります。
手順
- 靴に足を入れる
- かかとを軽くトントンと靴の後方に合わせる
このひと手間で、足が靴の正しい位置に収まります。
ステップ2. ひざを軽く外側に向ける
次に、立った状態でひざを少し外側に向けます。この動きによって土踏まずが持ち上がり、足の骨の位置関係が整います。この状態でステップ3のように靴ひもで固定すると、歪みのない良い状態が続きます。
ステップ3. 足首をしっかり締める
最後に、靴ひもを締めます。靴ひもを緩く締めていると、足が靴の中で動いてしまうため、靴本来のサポート機能が発揮されません。締め方のポイントは以下です。
ポイント
- つま先側はつま先のゆとりがない程度にしっかりと締める
- 足の甲部分はフィット感が出るくらいのイメージで締める
- 足首側はステップ2で良い状態にした足の骨の位置を良い状態のまま止めるために、しっかりと締める
この履き方を行うことで、靴が足にしっかりフィットして歩きやすくなります。また、足の骨の歪みを整えるので、足の健康を保つためにもおすすめです。
この履き方は、履いてすぐに違いが分かります。試しに、片脚だけこの履き方で靴を履いて、歩いてみましょう。あなたが今までどれだけ負担をかけていたのかがわかります。
この履き方のデメリットは、履くのが面倒なことです。日常生活では片手がふさがっていたり急いでいる場面もあるでしょう。そのため、ウォーキングやランニング、ショッピング、旅行などのある程度歩くことがわかっているときには行いましょう。1日終わったあとの疲れが変わります。
まとめ:正しい靴の履き方で歩きやすさが変わる!
靴下専門オンラインストア Tabio(タビオ)靴の履き方一つで、歩きやすさや足の健康に大きな違いが生まれます。特に以下のポイントを意識して履くことが重要です。
- かかとをトンと合わせる
- ひざを軽く外側に向ける
- 足首をしっかり締める
正しい履き方をすることで、靴が足にしっかりフィットし、足の骨格をサポートしてくれます。また、歩行時の安定感が増し、足やひざへの負担も軽減されます。
毎日履く靴だからこそ、少しの意識で歩きやすさが劇的に変わります。ぜひ今日から正しい靴の履き方を実践してみてください!
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